2017年1月13日金曜日

マーラー「交響曲第2番」

こんにちは。明日はセンター試験ですね。受験生の皆さんのご健鬪をお祈りします。もし京大や京都近辺の大学に進学することになったら、京大オケへの入団をぜひご検討ください。

今日は、第200回定期演奏会でとりあげるマーラー作曲「交響曲第2番」についてです。

今回、京大オケでは「キャプラン版」を使用します。「キャプラン版」とは、ギルバート・キャプラン氏がマーラーの自筆譜を基に校訂を施した版です。キャプラン氏は去年亡くなったのですが、彼の所有していたマーラーの自筆譜がオークションにかけられ、約6億円で落札されたことは話題になりました。

マーラーの交響曲と言えば、Tubaが編成に含まれない第4番と、Tubaが6小節しかない(!)「大地の歌」を別にすれば、Tubaの出番がたくさんあります。第2番も、ソロこそありませんが、Tubaが活躍します。全体的に出番があるので(第2楽章と第4楽章はtacetですが)、ここが聞かせどころというのも却って挙げにくいですね……。まあTubaのことは気にせずお楽しみください。Tubaブログがそないなこと書いてええんかいな……。

「交響曲第2番」は編成が大きく、合唱やバンダがあるのもなかなかですが、ステージ上のオケも四管編成が基本となっています。打楽器もひしめいています。ジョイントコンサートの合同曲かと思うほどですが、それでもTubaは一人だけです。一人で支えを務めるのは大変ですが、それがTubaの面白みでもあります。力むことなく、ほかの低音楽器を協調しながらホールをいかにうまく使うかがポイントになりそうです。

ところで、この曲ではパート名が「Kontrabasstuba」(Contrabasstuba)となっています。マーラーのほかの交響曲では、どんなTubaを使用するかが問題となることもあるのですが(特に第1番)、第2番ではしっかり指定されています。

あと餘談ですが、この曲のTubaには一音だけミュートを使用する箇所があります。ご注目ください(?)。

明日からは3日連続で来箱です。練習の総仕上げ、合唱との合わせも楽しみです。

パート譜
Contrabasstubaパート譜冒頭

今回の担当者 H

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