2017年1月24日火曜日

第200回定期演奏会終了

こんにちは。

京都大学交響楽団第200回定期演奏会は、1月17日に大阪公演、1月19日に京都公演、1月22日に東京公演を行い、無事に終了しました。各公演ともほんとうに多くのお客様にご来場いただき、ありがとうございました。今期は公演によって演奏もちがったものになっていたと思います。お楽しみいただけたでしょうか。

今回の演奏会は、客演の先生方、合唱団に参加してくださった方々をはじめ、団内外の多くの方々のご尽力のおかげで開催することができました。ありがとうございました。このような公演に演奏者としてかかわれたことをうれしく思います。

さて、私事ですが、今回の演奏会をもって私は京大オケを引退しました。この6年間の感想などはまた日を改めて書くつもりです。これからは次の世代がよい演奏会を作っていってくれると思います。今後とも京大オケTubaパートをよろしくお願いします。


大阪公演ゲネ
大阪公演ゲネ


京都公演ゲネ
京都公演ゲネ


東京公演ゲネ前
東京公演ゲネ前
来箱積み込み
雪の直前来箱積み込み(1月15日)
今回の担当者 H

2017年1月17日火曜日

大学祝典序曲

ブラームス。
この名前を聞いて思い浮かべることは何でしょうか?
自分の率直な感想は
堅い、ザ・クラシックという曲を書いている感じで、あまり好きではない作曲家の一人でした。
そんな自分の元へやってきた譜面がブラームス作曲の「大学祝典序曲」でした。
仕方なく曲を研究してみると、現在にまで名を轟かせるブラームスの実力が垣間見えてきました。

洗練された和音進行、的確かつダイナミックなオーケストレーション。

精緻に組み上げられた建造物のような曲の姿がだんだんとわかり、いつの間にかすっかりこの曲に夢中になっていました。

この曲自体は、ブレスラウ大学のために献上された曲で、当時の学生歌をモチーフに作られた演奏会用序曲です。

ところで、
クラシックはつまらない。
という人がいます。
(実際、曲によっては自分もかなりそちら側の人間です)

じゃあ、なぜつまらなく感じるのでしょうか?
それは音楽の「意味」が聞いている方に伝わらないからなのだと思います。
芸術なんて、それを受け取る側が芸術だと思って始めて芸術になるのでしょう。
そう考えてみると、我々のしている「音楽」は様々な中継地点を経て、お客様の耳に入ってきます。
作曲家に始まり、指揮者、演奏家、を経て聞き手の元へ届きます。
その過程で、作曲者が込めた「思い」が薄まってしまうときっと「つまらない」音楽になってしまうのでしょう。

でもむしろ、その過程で、作曲者の思いを濃縮していったら、きっとそこには大きな感動が生まれるはずです。

聞きに来てくださったお客様に最大限の感動を届けられるような本番にしたいと思います。

今回の担当 S


2017年1月13日金曜日

マーラー「交響曲第2番」

こんにちは。明日はセンター試験ですね。受験生の皆さんのご健鬪をお祈りします。もし京大や京都近辺の大学に進学することになったら、京大オケへの入団をぜひご検討ください。

今日は、第200回定期演奏会でとりあげるマーラー作曲「交響曲第2番」についてです。

今回、京大オケでは「キャプラン版」を使用します。「キャプラン版」とは、ギルバート・キャプラン氏がマーラーの自筆譜を基に校訂を施した版です。キャプラン氏は去年亡くなったのですが、彼の所有していたマーラーの自筆譜がオークションにかけられ、約6億円で落札されたことは話題になりました。

マーラーの交響曲と言えば、Tubaが編成に含まれない第4番と、Tubaが6小節しかない(!)「大地の歌」を別にすれば、Tubaの出番がたくさんあります。第2番も、ソロこそありませんが、Tubaが活躍します。全体的に出番があるので(第2楽章と第4楽章はtacetですが)、ここが聞かせどころというのも却って挙げにくいですね……。まあTubaのことは気にせずお楽しみください。Tubaブログがそないなこと書いてええんかいな……。

「交響曲第2番」は編成が大きく、合唱やバンダがあるのもなかなかですが、ステージ上のオケも四管編成が基本となっています。打楽器もひしめいています。ジョイントコンサートの合同曲かと思うほどですが、それでもTubaは一人だけです。一人で支えを務めるのは大変ですが、それがTubaの面白みでもあります。力むことなく、ほかの低音楽器を協調しながらホールをいかにうまく使うかがポイントになりそうです。

ところで、この曲ではパート名が「Kontrabasstuba」(Contrabasstuba)となっています。マーラーのほかの交響曲では、どんなTubaを使用するかが問題となることもあるのですが(特に第1番)、第2番ではしっかり指定されています。

あと餘談ですが、この曲のTubaには一音だけミュートを使用する箇所があります。ご注目ください(?)。

明日からは3日連続で来箱です。練習の総仕上げ、合唱との合わせも楽しみです。

パート譜
Contrabasstubaパート譜冒頭

今回の担当者 H

2017年1月10日火曜日

最終パー練後コンパ

あけましておめでとうございます。先日修士論文を提出したばかりで当分文章は書きたくありませんが書きます。

定期演奏会本番まであと1週間ほどとなりました。1月9日がトロチューの最終パー練ということで最終パー練後コンパを開きました。今期は定期演奏会デビューのパート員もいないので、他愛無い話をしながら鍋料理を食べました。本番まであと一息、このメンバーで頑張ってまいります。

トロチュー
トロチューの人々
今回の担当者 H