2015年12月31日木曜日

前プロ曲紹介

みなさんこんにちは。今期デビュー予定の3回生Fです。演奏会まであと20日を切りましたが前プロの曲紹介です。


今期の前プロはFエロール作曲、歌劇『ザンパ』序曲でございます。華々しく始まるこの曲、チューバパートというパートはありません。
Trombone basso(バストロ)の下を見てみると…?

「Ophicleide」

そう、オフィクレイド、という楽器なのです。
オフィクレイドはバリトンサックスのような形の金管で、バリバリと力強い音がなります。生で吹いたことはおろか聴いたこともないオフィクレイドですが、ユーフォニアムと同じくらいの音域を得意とします。が、当団では代わりにチューバで演奏します。ご了承ください。

そろそろ曲紹介に入ります。
冒頭のファンファーレから華々しく始まる曲ですが、32小節目から急にガラッと雰囲気が変わります。
ここでオフィ…チューバが登場します。曲の雰囲気を変える大事な役割を担っていると思います。

56小節目からAndante, non lentとなり、木管楽器の美しい旋律が始まります。ここが一番好きです。特にファゴットの動きがお気に入りです…話がそれました。

4分の2の楽しいメロディになったと思ったら急に不穏な和音になったり。そんな転換の場面にここぞとチューバが登場します。

まだ半分いってません。頑張ります。

クラリネットソロを終え、弦に主旋律が移ったぐらいからもうすぐ金管の出番です。
♩=116のファンファーレ、ベース、ファゴット、チューバの低音部が駆け上がります。ここ、チューバの魅せ場です。聴かせ所。

一旦落ち着いて静かなテンポが速くなり、ファンファーレが繰り返されます。ここから終わりまでは一瞬です。
ここは輝かしく金管が吹きたいところですがクラリネットとバイオリンが8分音符(4分の2拍子なので実質16分)で上昇下降の凄いことをやっているので、そこに耳を傾けて頂けると嬉しいです。

一音一音にこだわり練習していますので、初めの一音目から終わりのDdurまで約9分、

この曲は全体を通して緩急の差が激しい曲ですので、曲の雰囲気をガラッと変えるところでオケ全体に(いい意味で)影響力を及ぼせる存在になるとよい演奏になると考えています。

より詳しい解説は演奏会プログラムをご覧下さい。
チケットぴあにて取扱い中!


今日の担当者:F

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