2016年6月24日金曜日

本番間近

こんにちは。

第199回定期演奏会が近づいてきました。今日から3日間、仕上げの来箱が行われています。

演奏にご期待ください。



コンパ
最終パー練後コンパ

来箱
来箱
今回の担当者 H

2016年6月18日土曜日

「眠れる森の美女」

こんにちは。

今回の演奏会で取り上げる「バレエ音樂『眠れる森の美女』組曲」についてTubaの視点から少し書きたいと思います。

バレエ全曲(Op.66)を演奏すると3時間近くになるのですが、演奏会で取り上げる組曲(Op.66a)は、バレエ音楽から5曲選んで編まれたものです。組曲は物語の展開とは関係のない構成になっています。

Tubaの出番があるのは第3曲目を除く4曲です。
基本的には、バストロンボーンとオクターブあるいはユニゾンで同じ動きをするという、チャイコフスキーの典型的なTubaの使い方がなされています(もちろん演奏箇所すべてがそうというわけではありませんが)。ppからffff まである幅広いダイナミクスレンジをいかに表現するかが難しいところです。これらの記号は単なる音量を示しているわけではないのですよね。
チャイコフスキーの金管というと、とかく大音量というイメージを持たれやすいですが、p レンジの表現もかなり重要だと思います。「眠れる森の美女」でも、トロンボーンとともにp レンジでハーモニーを作ってオケの響きを支える場面などもあり、出すぎず引きすぎず、というバランス感覚が大切です。f レンジでも、汚い、うるさい音になってしまうと何の意味もないので、あくまで冷静さを保って吹きたいと考えています。
これから本番までのあと1週間、演奏を仕上げていこうと思います。

眠れる森の美女
バレエ音楽「眠れる森の美女」組曲 冒頭
今回の担当者 H

2016年6月7日火曜日

初夏の金管発表会

こんにちは。6月になりました。

6月4日に「初夏の金管発表会」を開催しました。京大オケ金管セクションで実施しているアンサンブルの発表会です。初夏の発表会恒例の「Tuba二重奏」も、1回生を交えて演奏しました。演出を工夫した愉快な発表も多く、楽しい発表会でした。

Tuba二重奏
Tuba二重奏


以下餘談。
今回、私はV.エヴァルドの「金管五重奏曲第4番」を演奏したのですが、その第3楽章の調号が大変珍しいものだったのでご紹介します(下画像)。変ヘ長調(Fes-Dur)です。♭が8つもあります。この調について興味のある方はWikipedia英語版に「F-flat major」の項目がありますのでご一読ください。え、興味なんてありませんか。そうですか。変ヘ長調の用例はいくつかあるようですが調号として直接現れるのはごく稀のようです。

♭8つ
エヴァルド「金管五重奏曲第4番」第3楽章 Tubaパート譜の一部
今回の擔當者 H(餘談のはうが長いつてどやねん)